2021.11.15

Stylist’s Memo “21 winter

古着の醍醐味といえば『ならでは』という存在感。
その一部は経年変化(エイジング)による生地の色落ち、肌触りからも演出される。

たとえば「ヴィンテージのバンダナコレクターさんは色落ちの出やすいネイビーが好き」という話を聞いたことがあります。
本来ならば「劣化」とされることを「進化」と捉えられるのは、ヴィンテージならではの楽しみ方ではないでしょうか。

ということで今回は、着れば着るほど味が出る、
レザージャケットコーディネートをご紹介いたします。

≪ハードレザー×ソフト≫

70’s UKロックな雰囲気をトーンダウンさせ、いまっぽく。
シャツのくたっと感とレザーのハードさの異素材コーディネート。
あえてレディースの柄シャツを使ってボーダーレスに!

≪レザー×トレンドアイテム≫

3Dニットやミリタリーパンツなどトレンドの要素を取り入れたカジュアルコーディネート。
ユーロミリタリーらしいモスグリーンと渋いレザーの相性は抜群です。
ジャケットの程よい風合いで、こなれ感も演出。
ハードルの高い印象のレザーですが、実はどの時代にも寄り添ってくれるスペシャルなアイテム。
渋さ、クールさ、アイデンティティの演出だってお手の物です!

今回はエイジングを楽しめるという観点で本革の商品をご紹介いたしましたが、本革になくて合皮にはある利点もあります。
たとえば合皮の方が雨に強く、風を通しにくい、だとか。

学んで、知って、見極めて。
そんな大人なファッションの楽しみ方もどんどん紹介していけたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました☃

スタイリスト:Watanabe
ライター:S