2025.4.14

Military Camouflage

古着ファッションの代表、ミリタリーといえば迷彩!
初心者でも取り入れやすいアイテムとして、長年親しまれています。
そこで今回は、誰でも知っている定番の柄から、マニアにはたまらないレアな柄まで、当店とっておきの迷彩をご紹介します。

迷彩の定番といえばこちら、アメリカ軍で採用されているウッドランド・パターン。
USウッドランドやM81ウッドランド、4色ウッドランドなどとも呼ばれ、1981年から2006年まで、アメリカ全軍の標準的な迷彩パターンとして用いられました。
ジャケット、ボトムスともにほぼ全てのアイテムとの相性が抜群と言ってもいいほど、ミリタリー迷彩の中では超万能。着回しアイテムとしてかなり優秀です。
ユーロ迷彩で比較的目にしやすいのは、スイス軍で採用されていたアルペンカモではないでしょうか。アルプス山脈の紅葉をモチーフに作られた、オレンジベースの特徴的な模様は、スイスの山岳地帯にうまく溶け込むパターンとなっており、優れた迷彩効果を発揮しました。コレクターの間では、”ピザ迷彩”と呼ばれることも。
ディテールの特徴としては、ポケットと金属パーツの数、そして重量感。ずっしりと重たく、ミリタリーの中でも重さランキング上位なのでは…?
山岳地帯の厳しい気候に耐える、タフな生地感と重装備がアルペンカモの醍醐味。また、鮮やかなカラーと相まってファッション性も高く、コーディネートに彩りを添えてくれます。
変わり種をご紹介。スウェーデン軍で採用されていたM90迷彩です。スカンジナビアカモと呼ばれ、北欧の密林地帯をイメージして作られました。幾何学模様で構成されている珍しいパターンで、ミリタリーアイテムの中でもモダンな印象。
迷彩らしくない迷彩パターンなので、苦手な方でもコーディネートに取り入れやすいデザインです。シックで大人な雰囲気に着こなせます。
ユーロミリタリーの変わり種をもう一つ。
まるで雨が降っているように見えるこの柄は、チェコ軍のレインドロップカモです。名前の由来もその不思議な見た目から。なんとも落ち着いた雰囲気があり、どんなコーディネートにもすっと馴染みそう。
オリジナルブランド商品にも、珍しいパターンをサンプリングしたアイテムが多数登場しています!
本物にはちょっと抵抗のある方向けに、普段のファッションに取り入れやすいデザインになっていますので、ぜひお試しください。
90年代にアメリカ軍で開発されたトライバルカモ、通称ASAT。迷彩の代表カラーであるオリーブを使用していない、個性的な三色迷彩パターンです。実はなんと、このパターンは実際には採用に至らなかったという幻の名品。現在はハンティングウェアなどの民生品として販売されています。
幻の迷彩はこちらにも。
トライバルカモと同様、アメリカ軍で開発されたものの採用見送りとなった都市型迷彩、通称・Tパターン。アーバン・テレインとも呼ばれ、建物や瓦礫の色をイメージして作られました。市街戦を目的としているため街中に溶け込めるよう、ミリタリーでは珍しいモノトーンカラーを使用しています。
USやユーロミリタリーだけではありません!
アジア圏から、韓国軍のバクテリア迷彩です。アメーバ迷彩とも呼ばれ、KMA(韓国士官学校)の学生軍事用訓練のトレーニングウェアに使用されています。
他のミリタリーウェアでは見られない、独特な模様と白黒カラーがとても珍しく、近年人気が高まっています。K-POPブームに乗っかって、ぜひ挑戦してみては?

古着好き必見の迷彩パターン。
今回ご紹介したパターン以外にも、様々な模様の迷彩が存在します。宝探し気分で、とっておきの一枚を見つけてみませんか。まだ出会ったことのない、激レア迷彩が発見できるかもしれません…。