2025.2.1
Vintage Champion Items
古着市場の90’sブーム到来とともに、人気が再燃したChampion(チャンピオン)のアイテム。
看板商品のREVERSE SWEAVE(リバースウィーブ)を筆頭にストリートでは80年代~90年代スウェットのスタイリングが急増し、ファッショントレンドに大きな影響を与えました。
今回は、Championが残したスウェットやパーカーなどのヴィンテージアイテムを一挙にご紹介いたします。
50年代中期~60年代初期の生産品のみにつけられた、通称『小文字ランタグ』がついたプリントスウェット。
その名の通りChampionロゴが小文字、ランナーデザインが白抜きになっているのが特徴です。
カレッジやアスレチックプリントのイメージが強いChampionですが、当時はこのような施設のプリント物も作られていたようです。
単色のシンプルなデザインが特徴のタグ、通称『単タグ』がつくカットオフスウェット。
U.S.M.M.A.(準軍事学校の商船アカデミー)が置かれるニューヨーク州の地名がデザインされた、リバースウィーブの中でも非常に人気が高いミリタリーアイテムとなっております。
こちらの商品につけられている単タグには、生地の使用素材によって細かい生産期の違いがあります。
単タグ前期(1970年~1976年)・・・コットン90%、ポリエステル10%の混紡比率
単タグ後期(1976年~1981年)・・コットン90%・アクリル10%の混紡比率
タグからわかるようにこちらは1970年~1976年頃までの生産品とされる前期のアイテムとなります。
更にこちらのタグは赤、青、緑、黄(金)と5色のバリエーションが存在し、生産期によって色が変わってくるようです。
1980年代に生産されたリバースウィーブスウェット。
フロントにPENN STATE(ペンシルベニア州立大学)の3連ラバープリントがデザインされた、いわゆるカレッジプリントのアイテムです。
タグにはChampionでは馴染み深いトリコカラーデザインのタグ、通称『トリコタグ』が施されています。
生産量では恐らくトップクラスのアイテム、Championのワンポイントロゴ。
左胸にブランドロゴが刺繍された、これらのデザインは総じて『目あり』と呼ばれています。
現行品でもプロダクトされている、普遍的で実用性も高いChampion不朽の名作です。
タグは1990年代~2000年代初頭の生産品につけられた、通称『刺繍タグ』がつけられています。
襟元が大胆にカットオフされたスウェットパーカー。
デザインはChampionらしいアスレチックプリントで、3連のラバープリント。
こちらは配色も非常に魅力的です。
タグは前述でもご紹介した単タグ。
使用素材からこちらは後期(1976年~1981年)のアイテムとなります。
色も青プリントのものがついています。
プリントデザインだけではなく、時代とともにタグデザインの細かい変遷も汲み取れるChampionのアイテム。
それに対しディテールは極めて普遍的で、1934年に開発されたREVERSE WEAVEという独自製法が一つのヴィンテージヒストリーとして今もなお語り継がれています。
アスレチックウェアーメーカーがスウェットシャツでアメカジの天下を取るまでには、ここではご紹介できないほどの長く深い歴史があります。
まずは自分の特別なスウェットシャツをChampionから見つけてみてはいかがでしょうか?