2023.1.26

Rider’s Jacket

世界中でも着られている定番アウターといえば、ライダースジャケット。様々なテイストのアイテムとも相性がよく、さっと羽織るだけでもコーディネートが引き締まるので、一着でも持っておきたいですよね。今回は、万能アイテム・ライダースジャケットをご紹介します。
ライダースジャケットとは、バイカーたちが主に着用するジャケットのこと。その歴史は意外にも古く、始まりは1928年まで遡ります。アメリカのメーカーが販売した「パーフェクト」と呼ばれる、ジップアップ式の革製ジャケットが始まり。その後、時代の変遷により、バイカーたちのみならず、ミュージックやファッションの世界でも知られるようになりました。

【 ダブルライダースジャケット 】

ライダースジャケットといえば、この形を思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
前開きを閉じるためのファスナーが、非対称の位置に付いているのが特徴的なダブルライダースジャケット。そのルーツをさかのぼると、1900年代初頭に広まった、ダブルのロング丈レザーコートが始まりと言われています。
ダブルライダースジャケットは、大きく2つに分けられています。こちらは、通称・アメジャンと呼ばれる、アメリカンタイプのもの。フロントに留められる腰ベルトが施されているのが特徴です。また、ゆったりとしたシルエットで、丈は短め。アメジャンがこのようなデザインになっているのには、大型バイクを運転する際に支障が出ない様、工夫がされているからなんだそうです。
こちらは通称・ロンジャンと呼ばれている、ブリティッシュタイプのライダースジャケット。左右にサイドアジャスターが付いているのが特徴です。また、アメリカンタイプに比べると、丈は短めでタイトなシルエットになっています。
男性が着るイメージが強いライダースジャケットですが、実は、女性にこそぜひ着てほしいアイテム。Tシャツやデニムなどのカジュアルなアイテムはもちろん、スカートやワンピースとも相性は抜群。さらにクロップド丈のジャケットは、ハイウエストなボトムスと合わせると、スタイルアップ効果にもなるのでおすすめです。
こちらは襟のボアがあたたかみのあるライダースジャケット。ゆったりとしたシルエットで、裏地がチェック柄になっておりデザイン性に富んだ一着。
こちらは2トーンカラーが珍しい、ユニークなデザインのライダースジャケット。袖や肩にファスナーがあしらわれ、ディテールにも凝った遊び心満点の一着。さらに袖は取り外し可能で、機能性にも優れています。
ブラックボディーだけではないのが、ライダースジャケットの魅力。こちらはカラーリングが目を惹く2着。デザインにもこだわったアイテムです。

【 シングルライダースジャケット 】

ダブルが主流ですが、実はシングルライダースジャケットが先に誕生したんだそう。1931年に「ハーレーダビッドソン」が大衆向けのライダースジャケットを販売したことにより、世界中に広まりました。
前開きを閉じるファスナーがほぼ正面に付いており、シンプルな装飾が特徴的。様々なアイテムに合わせやすいので、タウンユースとして着回しできるのが嬉しいポイント。

こちらは切り替えデザインが目を惹く、スタンドカラータイプのシングルライダースジャケット。ライダースジャケットの本来の役割は、風を通さないこと。スタンドカラータイプはまさにうってつけのアイテム。シンプルなフォルムとディテールが、よりレーシーな印象を高めてくれます。
トラッカージャケットも言われる襟付きタイプは、最もカジュアルでタウンユースしやすいのが最大の魅力。スマートで着やすいので、Tシャツやデニムなどのカジュアルなアイテムと相性抜群。
いかがでしたか?
ひとくくりにされがちなライダースジャケットですが、色や形、肌触りなど、様々な表情があるアイテム。また、カジュアルスタイルからクラシカルな雰囲気まで、幅広いコーディネートに応えてくれます。デザイン性の高さと凝ったディテール、そしてロマンが詰まったライダースジャケット。ぜひお気に入りの一枚を見つけてみてください。