2023.1.13

Military Outer -Winter-

今ではファッションの1つでもあるミリタリー。もともとは、実際に軍隊で使われていた衣類のことをいい、戦場の兵士たちを守るために作られました。ミリタリーウェアの魅力として、機能性、デザイン性、そして奥深さがあります。どの時代でも色褪せることのない、ミリタリーウェアの世界。今回は、寒い冬に欠かせない、防寒対策バッチリなアウターたちをご紹介します!

【 定番のMA-1ジャケット 】

ミリタリーアイテムの代表格であるMA-1。主にアメリカ空軍で着用され、その歴史は1940年代にまで遡ります。軍機の主力がジェット機に代わり、その高度に耐えられるジャケットとして生産されたのが、MA-1の前身である、B-15です。当時は襟元にムートンファーが付いていたんだとか。それを改良し、誕生したのが、現在のMA-1の原型です。
こちらはアルファインダストリーズのMA-1ジャケット。中綿入りで、襟元と袖がリブになっていることで、防寒性抜群。
鮮やかなオレンジ色が目を惹く、「レスキューオレンジ」と呼ばれる裏地。墜落時に救援部隊に発見されやすくするために、あえて目立つ色を使用しているのだそう。リバーシブルで着れるため、様々なスタイルに合わせられます。

【 ミリタリーではめったにお目にかかれない!リバーシブルジャケット 】

スナグパック社が独自開発した中綿「SOFTIE」が使われた、希少なオランダ軍のリバーシブルジャケット。軽量でありながらダウンにも負けない、高い保温性があります。
グレイッシュなオリーブとコヨーテカラーが雰囲気満点。デザインも両面で異なるため、コーディネートによって使い分けができます。
袖口は伸縮性のあるゴム、裾にはドローコードが付いているため防風効果があり、機能に優れた一着です。

【 着回し抜群のライナージャケット 】

ライナージャケットとは、コートなどのアウターに付属している、取り外し可能な裏地のこと。近年では、保温性、そしてデザイン性の高さから定番アウターとして着られるようになりました。
こちらはライナージャケットの中でも、最もポピュラーなM-65のライナー。M-65といえば、2008年まで米軍で着用されていたもの。1965年にアメリカ陸軍に正式採用され、野戦用のフィールドジャケットとして活躍。着脱式のライナーは、キルティングのナイロン生地で中綿が入っており、非常に軽く、保温性も抜群です。
こちらは、1950~1960年代にアメリカ空軍「U.S.A.F」で実際に着用されていた、キャトルジャケットのライナー。ナイロン生地とパイル生地でできており、しっかりとした厚みが特徴的な一着です。
こちらの2つは、デザイン性のよい見た目から、ここ数年で人気上昇中のボアライナー。
左のギリシャ軍のものは、あたたかみのあるアクリルと、光沢感のあるタフタ素材のリバーシブル仕様。それぞれ両面でディテールが異なるため、その日の気分に合わせて雰囲気を変えられるアイテムです。
右のオランダ陸軍のボアライナーは、フィールドパーカー用の防寒ライナーですが、デザイン性の高さからアウターとしても大活躍のアイテム。胴体部分はあたたかいボア仕様で、腕はしっかりとしたコットン生地なので、さらっと羽織っていただける一着です。

【 唯一無二のアースカラー 】

ユーロミリタリーの中で注目を集めているのがチェコ軍。その最大の特徴は、他の軍にはない、ライトブラウンの色味でしょうか。
こちらはチェコ共和国軍の幕僚と統合軍の兵士たちに広く支給されていたM85のフィールドパーカー。そしてお隣は、お供のボアライナー。
フィールドパーカーは、襟のボアとフードが取り外し可能で、ウエストには調節の出来るベルトが付いており、利便性は抜群。また、コットンとポリエステルの混紡素材なので、多少の雨が防げる撥水性も兼ねそなえており、高スペックな一着です。シェルとボアライナーそれぞれ単体で着用できるため、オールシーズン大活躍のアイテムです。

いかがでしたか?この他にも、数えきれないほどの魅力がたっぷり詰まっています。まだまだ紹介しきれない、ミリタリーの奥深さ。当店では、様々なアイテムを取り扱っていますので、ぜひチェックしてください♪